飯田文化会館(飯田市高羽町)から2月5日、「NHKのど自慢」が放送される。1998(平成10)年以来、25年ぶり。
放送を前に1月下旬、飯田市内で「まち紹介」の撮影が行われた。この日は東野公民館で人形劇あかねの練習風景を撮影の後、天竜ライン下りにスタッフが乗船し、天龍峡を撮影。夜には焼き肉の街といわれる飯田の焼き肉店数店で撮影したという。撮影スタッフによると、まち紹介は飯田市の放送回からディレクターが紹介する形式になるという。
飯田市広報担当、和田健太朗さんは「飯田市を全国にアピールできる絶好の機会。出場や観覧に関する問い合わせを多数受けた。市役所本庁舎C棟1階の玄関に、当日司会する小田切千アナウンサーの等身大パネルを飾って機運を盛り上げている。」と話す。
市内でボイストレーナーをしている横前恭子さんは「12月あたりから、のど自慢に出るためにボイストレーニングを受講する人が増えた」と話す。その中で予選会出場が決まった受講生の一人は「気負わず、いつも通りに歌って予選会を突破し、優勝を目指す」と意気みを見せる。
NHK長野放送局によると、2月4日の予選を通過した18組程度が翌日の本選へ出場する。当日のゲストには、演歌歌手の水森かおりさんと北島兄弟(北山たけしさん、大江裕さん)を迎え、小田切千アナウンサーが進行を務める。放送時間は12時15分~13時。NHK総合テレビ・NHKラジオ第1放送・国際放送で視聴できる。