昨年11月に阿南町の「和合の念仏踊り」と「新野の盆踊り」を含む伝統芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」がユネスコ無形文化遺産に登録されたのを記念したイベント「南信州民俗芸能フェスティバル」が2月26日、阿南文化会館(阿南町西條)で初めて開催される。主催は南信州民俗芸能継承推進協議会と阿南町。
当日は、同協議会アドバイザーも務める国学院大学の小川直之教授が講演「ユネスコ無形文化遺産登録をどう活(い)かすか」を行うほか、芸能上演として、長野県内で登録となった風流踊の「和合の念仏踊り」「新野の盆踊り」「跡部(あとべ)の踊り念仏」を、それぞれの保存会員らが披露する。踊りの解説は同協議会アドバイザーの櫻井弘人さんが務める。
同協議会事務局の斎藤崇さんは「3つの風流踊が一堂に見られるのは貴重な機会。伝統芸能に興味や関心のある方は、ぜひ見に来てほしい」と呼びかける。
開催時間は13時~16時。入場無料。定員は300人。参加希望者は、南信州民俗芸能ナビか、南信州広域連合(TEL 0265-53-7100)まで事前に申し込む。当日の様子はユーチューブでも配信する。