1月4日~6日の3日間、道の駅「南信州とよおかマルシェ」(豊丘村大字神稲)で猿回しの公演が行われた。
パフォーマンスを行ったのは「TOM&KOMOTA」として活動している井出十夢さんと、ニホンザルのコモ太くん。1回の公演は約10分で、期間中、1日5回ほどの公演を行い、輪の中をジャンプでくぐり抜ける技や輪投げ、ハードルの飛び越えなどを披露した。
同施設の片桐明支配人は「新年ということもあって、めでたい催しで楽しんでもらおうと企画した。皆さんが喜んでくれてうれしい」と振り返る。
井出さんは2019年9月まで茨城県内の動物園で飼育員をしており、退職の際にコモ太くんを譲り受け、猿回しを本格的に始めた。各地で行われるイベントへの出演を重ねる中、2021年12月に同村で初公演。環境等に魅力を感じ、昨年3月に同村へ移住し活動の拠点も移した。
井出さんは「この地域の人は反応が良く、自分も楽しい。自然も豊かでコモ太も夜に安心して寝ている。できる限り長く住んで活動したい」と話す。
今後は長野県内でのイベント出演をはじめ、中部地方を中心に活動するという。