飯田市消防出初め式が1月9日、飯田文化会館(飯田市高羽町5)で3年ぶりに開催された。
当日は、飯田市消防団や飯田広域消防をはじめとした消防関係者ら約300人が参加。第1部では、消防団活動に長年携わってきた団員や地域の防火活動に取り組んできた団体の表彰を行い、功績や功労を称えた。第2部では、同消防団音楽隊が長野県歌の「信濃の国」など2曲を披露。この他、ラッパ隊によるラッパ吹奏や、木遣り隊の威勢のいいかけ声に合わせ、各分団の代表団員らが「まとい」を高々と天に向けて上げるなどして、平穏無事の一年を祈願した。
退団者と受章者を代表してあいさつした山口和武さんは「10年、消防団活動に携わり、第10分団の分団長も経験させてもらった。団員や家族らに支えられ、ここまでやって来ることができた」と振り返った。
例年は900人ほどが参加し、式典終了後は消防自動車や消防関係者らが市内をパレードするが、今年はコロナ禍のため中止した。