縁起物の企画・製造・販売を手がける「叶屋福和家本舗(飯田市鼎、TEL 070-8553-8981)が卓上型「桜まつ合格祈願セット」を10月に発売し、初の受験シーズンを迎える。
県産のヒノキを使い職人が手がけた「守護殿」と、天皇勅願寺を数代にわたり勤めた南原山文永寺(下久堅)で祈とうを受けた「お札」、5本の爪で目標をつかみ取るという願いを込めた「合格正五熊手」をセットにする。「願いかなえ、桜さく」の語呂合わせから受験生に人気の、JR飯田線の鼎駅~桜町駅間の「受験合格切符」も合わせ、別のお札やお守り、受験用品などを収められる卓上型に仕上げた。
同セットの発売に向けて同社は7月から、クラウドファンディングで協力を呼びかけ、同社サイトで10月、販売を始めた。サイトで広く販売することで、県産材の良さなど「飯田の魅力発信につながることを考えた」という。
同社の木下裕道代表は「応援の気持ちを言葉にすると受験生にはプレッシャーかもしれないが、お守りを飾り、応援し寄り添っている気持ちを伝えることができたら」と笑顔で話す。サイトで購入すると、受験生の名前を入れる他、受験後にはおたき上げも引き受ける。
価格は1万1,000円(送料込み)。