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伊賀良消防署が消防体験イベント 秋の全国火災予防運動に合わせ

心肺蘇生の体験をしながら風船を膨らませる参加者

心肺蘇生の体験をしながら風船を膨らませる参加者

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 秋の全国火災予防運動(11月9日~15日)の啓発活動の一環として伊賀良消防署が11月13日、アピタ飯田店(飯田市鼎名古熊)で消防体験イベントを開催した。

SNSパネルで記念撮影1

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 店舗前のイベントスペースは家族連れでにぎわい、展示されている消防ポンプ自動車や火災出動以外に救助活動でも使われる多目的消防車前での記念撮影、女性消防職員による「火災」「地震」「住宅用火災警報器」に関する紙芝居を鑑賞したり、訓練用の心肺蘇生人形を使った胸骨圧迫などを体験。

 メインイベントでは、消防士が2人1組となり多目的消防車を操作。自動で車体を支えるジャッキが出て車両が持ち上がると、観客から「すごい」などの声が上がった。最大15メートル伸びる「はしご」を動かすと、その様子をスマホで写真や動画撮影する人の姿も見られた。高く伸びた「はしご」が元の位置に収納されると、担当した消防士らに温かい拍手が送られた。

 家族4人で飯田市内から訪れた池田涼香ちゃん(7)と柊吾君(3)は「消防車に乗ったり、消防の服を着たりできて楽しかった」、母親と参加した原直誼君(5)は「風船を膨らませるのが楽しかった」と、それぞれ笑顔を見せた。

 同署の岡田豊さんは「火の後始末に気をつけてもらい、住宅用火災警報器がきちんと作動するか再点検などしてもらうきっかけになるとうれしい。参加した子どもたちに興味を持ってもらい、将来的に地元消防団への入団や消防士を目指すことにもつながれば」と期待を込める。

 宮澤徳生署長は「今回、初登場したSNSパネルは女性職員のアイデア。紙芝居では火災や地震に続いて、住宅用火災警報器に関する内容が新たに加わり、初めてお披露目した。若手の職員が中心となりいろいろと企画してくれた。来た人も楽しんでもらえたのでは」と振り返る。

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