「南信州天龍峡マルシェ」が10月23日、天龍峡公園周辺(飯田市川路)で開催された。主催は地元有志から成る天龍峡マルシェ実行委員会と天龍峡観光開発整備推進協議会。
古民家改装のため、トレジャーハンティングに多くのひとだかりができた
同イベントは秋の天龍峡で最もにぎわいを見せるイベントで、クラフトエリアに約100店、フードエリアに約30店が出店した。その他、3年ぶりとなるヤマサジャンボちくわ実演、ミニSL乗車体験、木のおもちゃ展示、バンドフェスティバル、飯田女子高茶道部による呈茶、けん玉大会などさまざまな催しが行われた。
実行委員会によるとこの日イベントに訪れたのは5,000人。各地から訪れた客はアクセサリーや陶芸、ハンドメード雑貨など真剣なまなざしで品定めするなど、思い思いの時間を過ごした。古民家の改装のため、家中の家具や電化製品、骨董(こっとう)品、絵画、本などを募金形式でトレジャーハンティングする「お宝探し」企画も行い、人だかりができた。
フードエリアでは地物のマツタケ、リンゴなどを販売したほか、五平餅やおたぐり、飯田焼き肉ドッグなど飯田らしい食を楽しむ姿が見られた。関連イベントとして天竜川を挟んだ対岸の龍江水辺の学校(飯田市龍江)で行われた「コーヒー・カレー・キャンプジャンボリー」では長野県のゆるキャラ「アルクマ」の熱気球体験などが行われた。
飯田市から毎年訪れているという親子連れは「今年も天気に恵まれ良かった、近年の中では人の出は多いと思う。暑くも寒くもない時季に、今年もで子どもたちと一日しっかり楽しめた」と話す。
出店者として参加した飯田女子高等学校茶道部顧問の湯沢保奈美さんは「茶道部の活動もここ最近は校内の活動だけなので、こうして一期一会の接客ができるのは生徒にとっても非常にいい経験になった」と笑顔を見せる。