「まつかわ旅の案内所」(松川町大島、TEL 0265-36-6320)で、リンゴ畑でピクニックや夕食を楽しむ「Orchard(オーチャード)レストラン&ピクニックまつかわ」が始まった。
南信州まつかわ観光まちづくりセンター職員で、イタリア出身の坂元クリスティーナさんが企画した。Orchardは果樹園を意味し、クリスティーナさんの故郷でのピクニックは、食事を持ち果樹園など出かけた先で、ゆっくりと時間を過ごす慣習があるという。
「Orchardピクニックまつかわ」は、地域の果物や野菜、肉・魚を食材に、「野菜たっぷりのサンド」や前菜からデザートまでをピクニックバスケットに詰め、レジャーシートなどピクニックに必要なものをセットにして提供する。同町の60軒以上ある果樹園の一つに案内。ピクニックセットの受け取り時間は11時~14時で、農園での滞在可能な時間帯は11時~16時。参加費は2,600円。
今月8日に始まった「Orchardレストランまつかわ」は、リンゴ畑にセットしたテーブルで日没から、フレンチ料理コースを提供する。農園経営者が、果物の栽培について解説する「農園ガイドウオーク」も行う。料金は1万2,000円。10月いっぱい、飯田下伊那郡と上伊那郡の住民限定で、同サービスを5,000円で提供する。11月はこたつテーブルに変わる。
ピクニックとレストランの料理は、大阪のリーガロイヤルホテルで13年勤めるなどの経験を持つシェフの坂元暁彦さんが担当する。クリスティーナさんは「手入れの行き届いた松川町の農園で、山々を背景に出かけるピクニックとレストランを楽しんでほしい」呼びかける。