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ミャンマー出身スタッフが再現する家庭料理 飯田のラーメン店が限定提供

「チェッターモァジョご飯」を手にするナディ・モー・ナインさん=系列の店舗で撮影

「チェッターモァジョご飯」を手にするナディ・モー・ナインさん=系列の店舗で撮影

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 ラーメン店「ふたつ矢」(飯田市上郷飯沼)が2月2日、ミャンマー出身スタッフによる家庭料理を元にしたメニューの提供を期間限定で始めた。

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 メニューは「チェッターモァジョご飯」(396円)で、炒めた鶏肉をスパイスであえ、ご飯に添えたもの。今回は現地の味をそのまま感じられるよう、日本人向けの味付けには変えず、日本にある食材を使って再現した。

 開発に携わったのは、系列3店舗で勤務するミャンマー出身のナディ・モー・ナインさん。昨年5月に採用され、現在は接客などを担当している。

 ナディさんは、母国ミャンマーで起きた内戦の影響により、大学を中退せざるを得なくなった。その後、医薬品卸会社で働いていたが、悪化する治安と政治情勢の中で家族を支えるため来日。母と弟2人を残し、日本での生活を選んだ。北海道帯広市で働いた後、友人の紹介で飯田に移り住み、今の職場に就いた。

 ナディさんは「チェッターモァジョは、母が普段から作ってくれていた料理。食べると母に会いたくなる」と話す。ミャンマーとの通信状況は不安定で、「まだ母には伝えられていないが、きっと喜んでくれると思う」と話し、「自分が作った料理を、ぜひ日本の人に食べてほしい」と呼びかける。

 今回のメニュー企画は、働くスタッフが料理を通じて自国の文化を伝える機会をつくろうと社内で立ち上がったもの。店内ではナディさんの紹介やミャンマーの情報を盛り込んだポスターを掲出し、背景を伝える取り組みも進めている。

 ナディさんは「ミャンマーの様子を伝える報道も少なく、多くの人が苦しんでいることにも目を向けてほしい」と呼びかける。

 提供は2カ月間ほどを予定している。

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