防災月間の9月、飯田エフエム放送(飯田市常盤町)が市内の3つの病院(飯田病院・健和会病院・飯田市立病院)へ防災ラジオを寄贈した。寄贈は今年で7年目。
災害時きめ細やかな情報発信の役割を担うコミュニティーエフエム。同局は、災害時に大病院が医療機関として重要な情報拠点となることを重視。2015(平成27)年から毎年4月~8月を「病院へラジオを贈ろうキャンペーン」期間として、地元スポンサーの協賛広告を放送。防災月間の9月、ラジオの電波が入るエリアの主要3病院へ防災ラジオを寄贈し、災害時の情報提供を呼びかけるなどして、キャンペーンを展開した。
編成制作局局長の堀竜也さんは「災害時には重要な役割を担う病院へ正しい情報を届けるため、毎年、ラジオを贈っている。災害時は病院と密に連携をとって市民が安心できる有益な情報を届けるのが当局の役目」と気を引き締め、「毎年1台ずつの寄贈だが、10年、20年続けることで大きな力になる。これからも続けていきたい」と意欲を見せる。
9月1日(防災の日)にラジオを受け取った飯田病院の事務局長渡淳さんは「毎年、防災ラジオを寄贈いただきありがたい。災害時に役立てられるよう職員が普段からラジオを利用している」と院内での活用している様子も話す。