防災関連商品を取り扱うテレネット(飯田市駄科)が今夏、災害時の備えとなるマルチキャリアルーター「N3アクセス」を法人向けに発売した。
同社は通信系の防災関連商品を主に扱っており、今回発売のルーターは災害時など通信が不安定な時、ドコモ、KDDI、ソフトバンクの3大キャリアのうち最も電波が安定している回線を認識しデータ通信をする仕組み(通話は不可)。10台ほどのスマホやパソコンなどで使えるため、避難所の備蓄などでの利用を見込む。
例えば、あるキャリアの回線が通信障害を起こした場合、他の2つのキャリアのうち電波の強い回線につながりデータ通信ができる。海外140国以上で通信できるなどの理由から、個人利用を希望する問い合わせも多いという。
営業部の熊谷孝さんは「通信障害に強くキャリアも選ばないので、災害時に備えておくと安心」と呼びかける。現在は法人限定の販売だが、先々は個人への販売も見据える。端末価格は1台43,780円。基本料金不要のプランでは、日割りで150円(1GB/日)~。