エディオン飯田店の建て替え工事に伴い仮店舗で営業していた、JAみなみ信州の農産物直売所「りんごの里」(飯田市育良町)が11月21日、元の場所に移りリニューアルオープンした。
同店は、1999(平成11)年にオープン。中央自動車道飯田インターから車で約1分の場所に位置し、地元の野菜や果物、土産を購入する観光客でにぎわった。昨年11月、同敷地内のエディオン飯田店の建て替えに伴い、アップルロード沿いの仮店舗で営業を続けていたが、10月24日のエディオンのリニューアルオープンに続いた。売り場面積は150坪で旧店舗の約1.2倍に拡大。駐車場はエディオンと共用で190台を用意する。JAみなみ信州営農部販売課で農産物直売所を統括する水野克之さんは「オープンの週末は、朝からしっかり行列ができた。オープン前で駐車場がいっぱいになったので10分早く開店した」と振り返り、一日を通して客足が途切れることなく盛況だったという。
店内には新たに、ソフトクリームやお茶、カットフルーツなどテイクアウトができる軽食コーナーを設けた。土産物、果物、野菜のほか、精肉・鮮魚コーナーを拡大するなど品ぞろえを充実させたという。イベントスペースも確保し、年間を通してさまざまなイベントを企画する。
販売担当の宮島華乃さんは「売り場がだいぶ広くなったので花・野菜・果物など全てがそろう直売所を目指したい。出荷する農家の数も増えているので品ぞろえを充実させたい」と意気込む。宮澤晴紀店長は「これまでも土産や果物に強いイメージなので、飯田に来たら気軽に立ち寄ってもらえるような店を目指したい。地元の人が日常使いできるよう、精肉、鮮魚、野菜にも力を入れているので、ぜひ利用してほしい」とアピールする。
営業時間は9時~18時。