1995(平成7)年に発足した飯田版画研究会の展覧会「第25回飯田版画研究会 版画展」が11月3日から、飯田市美術博物館(飯田市追手町2)市民ギャラリーで開かれる。
同市在住の版画家・北野敏美さんをアドバイザーに迎えて活動を続ける同会は30~70代の会員が在籍し、月2回、「はにかむべーす」(上郷)で活動。今までは土曜の半日を使って制作していたが、集中して取り組むため、現在では終日、活動する。それぞれが設定したテーマに沿って作品作りに励む。
課題は会員それぞれが見つけて持ち寄り、技術的な相談や表現方法については北野さんが指導。北野さんは「どのように表現すれば、その人の最も伝えたいことが表れるか」という視点で助言を行い、会員が安心して制作に取り組める環境を支えている。
今回の展覧会では、会員13人と賛助出品者による作品を合わせて50点以上を展示。初日の3日には、14時からギャラリートーク、15時から銅版画の刷り実演を、それぞれ予定する。
同会代表の安藤睦子さんは「会員が増え、一人一人がしっかりと制作に取り組んでおり、個性がよく表れている。作品の種類や、どのように出来上がるのかを見に来てもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は、3日=13時~17時、5日~8日=9時30分~17時、9日=9時30分~16時。4日は休館日。入館無料。