地域住民による文化発表や展示、体験イベントを展開する「ふるさと鼎ふれあい広場・文化祭」が11月1日・2日、県文化センター・県体育館(飯田市鼎中平)と大駐車場で開かれる。
公民館で活動する団体や、地域の保育園、小中学校の児童・生徒などが日頃の活動成果を発表する同イベント。展示には40団体以上が参加し、模擬店やフードドライブも行う。
1日は14時から開く大駐車場で開会式に続き、飯田風越高校書道部員による書道パフォーマンスや3団体が出演する「The太鼓祭り」、消防ポンプ車の展示などを実施。鼎体育館ではウオークラリーや展示企画を展開する。17時からは鼎文化センターホールでワンデーマーチ、ピンバッジ表彰式などを行う。
2日は9時から大駐車場で、GDMがダンスパフォーマンスを披露。10時からは鼎文化センターで「かなえ音楽の祭典」を開き、地域で活動する14の音楽団体が出演する。
今回、地域を理解し、将来の地域貢献につなげることを目的とした「地域人教育」の一環で、飯田OIDE長姫高校の生徒10人が初めて参加。鼎地区を拠点に、地域の魅力を発信する企画を考案した。そのうちの生徒5人は、鼎地区の魅力を題材に、カプセルに入った「おみくじ」を引く企画を考案。他の5人は、フィンランド発祥の投てきスポーツ「モルック」に、鼎地区の要素を取り入れたオリジナルルールを考案し、体験型の遊びとして展開する。
そのほか、地域在住者を講師に迎えた「水引ワークショップ」、木工房「菜や」(阿智村智里)の水上雅彦さんが講師を務める里山の木を使った「ドリームカー作り」のワークショップも行う。
鼎公民館主事の伊藤愛さんは「地域の方が本格的な芸能を披露する機会であり、文化活動が盛んな地区。地域の事を思い、『これをやったら盛り上がる』『これを展示したい』と積極的に提案してくれるのがこの地域の良さ。他の地区の方も、ぜひ遊びに来てほしい」と呼びかける。
開催時間は、1日=14時~18時、2日=9時~15時。入場無料。雨天時は大駐車場で予定する企画を室内で実施。