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旬の果物「蟠桃」「黄金桃」を使ったタルト 飯田の洋菓子店「トップ」が販売

「蟠桃のタルト」と収穫期した「蟠桃」

「蟠桃のタルト」と収穫期した「蟠桃」

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 洋菓子店「トップ」(飯田市東新町、TEL 0265-23-9001)が8月、旬の果物「蟠桃(ばんとう)」「黄金桃」を使ったタルトの販売を始めた。

洋菓子店「トップ」

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 地元で収穫される果物の旬を洋菓子でも味わってほしいと、四季折々の果物を使いケーキなどを販売する同店。中国原産で日本では希少な蟠桃を使った「蟠桃タルト」(756円)は、パイ生地にアーモンド・カスタードクリーム重ね、蟠桃をのせ、夏秋イチゴなどで飾る。「黄金桃タルト」(972円)は、パイ生地の上にカスタードクリームを詰めた黄金桃をのせ、ゼリーなどでデコレーションする。

 オーナーシェフの原寛さんは「果物の生産地にある洋菓子店だからこそ、木で熟し収穫したばかりの果物が手に入る。デコレーションケーキの飾りだけでなく、希少な蟠桃をスポンジの間に多く敷き詰め、生クリームは少なめにして、果物の味を楽しんでいただけるよう仕上げた。蟠桃は果物の中でも特に、実と皮の香りと色が強い。感じていただくために、皮はそのままのカットでタルトにした。地元のおいしい果物でお客さまに喜んでいただけたら」と笑顔で話す。

 蟠桃と黄金桃は、塚平農園(丸山町)オーナーの塚平貞俊さんが生産する。50年ほど前に東京で蟠桃と初めて出合い、ドーナツのような形を不思議に感じ、糖度の高い蟠桃を収穫するために研究を重ねてきたという塚平さん。現在、国内で蟠桃を生産する農家は珍しく、塚平さんは中国各地の大学で技術指導も行う。

「塚平さんの、研究に熱心に取り組む人間性は果物の味そのもので素晴らしい。塚平さんとの縁で、貴重な果物を使わせていただけることがありがたい。コミュニケーションを通し『果物の旬』を届けていただけることは、同じ地域で仕事をするからこそのぜいたく。『地元の果物をてんこ盛りにしたプリン・ア・ラ・モード』も提供していきたい」と原さん。

 営業時間は9時~18時30分(日曜は18時まで)。月曜・第3火曜定休。 

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