飯田にゆかりのある作家8人の作品展「みんな 生きてる~南信州のアーティストたちの作品展~」が現在、飯田市立動物園(飯田市扇町、TEL 0265-22-0416)とエコハウス(本町、TEL 050-3583-1583)の2会場で開催されている。
これまでに開催された別の作品展で知り合った作家8人の作品が並ぶ同展。飯田のリンゴ並木沿いのエコハウスには、絵画や陶芸などの平面や立体の作品20点ほどが並ぶ。飯田市動物園には、作品を撮影した写真をレプリカとして展示する。
色鉛筆画家で飯田市在住のひがしだゆうさんが企画した。「コロナ禍で作品発表の場所が少なくなってしまったので、何とか発信したいとの思いで考えた。美術に興味がない方も、動物園で偶然に作品に出会って楽しんでいただければ」と発案の思いを話す。
動物園は屋外で長い期間での展示になることから「レプリカ展示」とした。「動物園での展示に合わせ『生き物』をテーマにした作品も多い。動物に思いをはせてもらえれば」と、ひがしださんは笑顔で続ける。
飯田の観光名所でもある「リンゴ並木」沿いにある飯田市動物園とエコハウスは、徒歩5分ほどで移動できる。「会場移動中も、『リンゴ並木沿い』の街並みを眺め楽しんでいただけるルートになればと思い設定した。作家によって表現方法が違うので、作家のさまざまな考え方を、自由に受け取って楽しんでいただけたら」と来展を呼びかける。
開催時間はいずれも9時~16時30分。月曜・祝日の翌日休園(月曜が祝日の場合は翌日休園)。入場・入園無料。8月27日まで。