飯田市は8月10日、地域通貨導入に向けた実証実験として位置付ける飯田市「プレミアム付き電子商品券」の申し込み受け付けを始めた。
地域通貨導入に向けては電子決済が課題として見えている現状。今回の電子商品券はQRコード決済式の商品券で、地域の実情を把握する意味での実証実験となる。今までのように紙の商品券の配布を無くし、スマホ型とカード型の2種類で決済を行う形式をとる。利用者は支払い時にスマホかカードに表示されるQRコードを店舗で提示し、店側が読み取る仕組み。申し込み時にスマホ型かカード型かを選択する。
商品券のプレミアム率は20%で、5,000円の商品券を購入した場合、6,000円分利用できる。共通券と専用券があり、専用券は市内の中小店舗のみ利用可能。共通券は中小店舗の他、大型店舗でも使える。いずれも3万2000枚ずつ発行し、総額は3億8400万円。
申し込みは市内の全世帯に配布した応募券で8月26日まで受け付ける。応募者多数の場合は抽選。商品券の引き換え期間は9月20日~10月7日で、利用期間は10月~12月末。問い合わせは飯田市プレミアム電子商品券事務局(TEL0265-22-4511)まで。