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飯田に家族経営の「お食事処トキ」 フルタイム営業で利用促す

店主の山口充時さん(左)姉の古田みきさん(右)

店主の山口充時さん(左)姉の古田みきさん(右)

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 「お食事処トキ」(飯田市東中央通り)が5月23日にオープンした。

飯田焼肉定食

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 店主の山口充時(みつはる)さんは高校卒業後、地元の運送会社に就職。10年勤め独立し、飲食店経営という高校時代からの夢をかなえた。山口さんは飲食店家系の中で育ち、祖母や母親の影響もあり、子どもの頃から料理が好きで家庭でさまざまな料理を作っていたという。姉の古田みきさんもキッチンカー「桃の木」を運営する。充時さんのほか、母と姉、アルバイト1人が切り盛りする家族経営の店。

 店は早朝7時に開店し、22時までの通し営業。午前中は、おにぎりやみそ汁などを提供し、テイクアウトにも対応。夜勤明けの人が立ち寄り、「コンビニしかないので重宝する。開いててうれしい」と声をかけられたこともあるという。ランチタイムは「飯田焼肉定食」(1,480円)のほか、「からあげ定食」(1,180円)、「豚の生姜(しょうが)焼き定食」(1,280円)、「味噌(みそ)ロースカツ定食」(1,450円)などの定食メニューを提供。カフェタイムは姉のみきさんが地元農家とのつながりを生かし、季節のフルーツを使ったパフェやアイスなどカフェメニューを提供する。夜は居酒屋として、枝豆、唐揚げ、奴のほか、日替わりメニューなどのつまみや酒、定食を提供する。

 店名のトキは充時さんの名前の「時」から取り、「自分の空いている時間にくつろいだり、ごはんを食べたりして過ごしてほしい」という思いを込めた。「それぞれ家族がやりたいことを1つにした店」とも。

 店内は元洋食店を改装し、中央にラウンジ調の大きなカウンター(10席)を置くほか、テーブル席16席ほどを備える広い店内が特徴。それぞれブラインドカーテンでプライベート空間をつくることもできる。充時さんは「通し営業をしているので、ランチタイム後も営業や商談などで使ってもいい。子ども連れが来てもいいようにお子さまランチも用意している。さまざまな世代の人に来てもらえれば」と意気込む。

 開店して1週間が過ぎ、「バタバタしている」と充時さん。「粉もんなどの鉄板料理をアピールしたい。創意工夫を重ねて、いろいろなメニューを増やしたい」とも。

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