
飯田高校(飯田市上郷黒田)吹奏楽班による「第65回定期演奏会」が5月31日、飯田文化会館(飯田市高羽町5)大ホールで開かれる。
同班は1960(昭和35)年に結成。1965(昭和40)年には全日本吹奏楽コンクール小編成の部で県大会初優勝を果たして以降、同コンクールや中部日本吹奏楽コンクールに毎年出場し、多くの金賞を受賞している。2018(平成30)年には中部日本吹奏楽コンクール本大会で金賞を受賞し、文部科学大臣賞を得た。
当日は、2025年度吹奏楽コンクール課題曲やアルフレッド・リード作曲の「エル・カミーノ・レアル」などを披露。ステージ第3部では、3年生が主体となる「飯田高校吹奏楽班オリジナルステージ」「オリジナルヒットソングメドレー」を予定している。
クラリネットパートの長谷部花歩さんは「リードの楽曲は毎年演奏しており思い入れがある。多くのメンバーで一つの音楽を作り上げるのが吹奏楽の魅力。プロクラリネット奏者のコハーン・イシュトヴァーンさんとの共演にも注目してほしい」と同ステージのプログラムを紹介する。
副班長でオーボエパートの飯島美月さんは「頼りないかもしれないが後輩が頼ってくれ、一緒に曲を仕上げるのが楽しい。他パートと音を重ねる吹奏楽の魅力を感じている。第3部は3年生中心のステージでより大切にしている」と、班活動を振り返りながら紹介する。
顧問の金子侑樹教諭は「下伊那唯一の大編成バンド。この地域を盛り上げていきたい。64人の生徒の素直さが演奏に表れている」と同班の演奏の特徴を紹介する。
今回のステージのテーマは「ひまわり」。飯島さんは「ヒマワリのような温かい気持ちになれる演奏を客席へ届けたい。ヒマワリのように一輪一輪が太陽の方向を向いて花を咲かせるように、私たちも同じ方向に向かって全員で頑張っていきたいという思いを込めた。全てが楽しいステージになるように練習を重ねている。多くの人に聴いてほしい」と来場を呼びかける。
13時開場、14時開演。入場料は500円(小学生以下無料)。チケットは、同校(平日8時30分~16時)、飯田文化会館(平日8時30分~17時15分)で扱う。当日券あり。