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飯田市立動物園がバッテリーカー新調 「環境エンリッチメント」の一環で

新調したバッテリーカー
愛称は「エンリッチメント号」のエンちゃん

新調したバッテリーカー 愛称は「エンリッチメント号」のエンちゃん

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 飯田市立動物園(飯田市扇町)が3月29日、園内のミニサーキットで使用する新しいバッテリーカーをお披露目した。

除幕は丸山保育園の園児が担う

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 同園では、「動物の暮らしを豊かにする『環境エンリッチメント』」に取り組んでおり、その一環として、老朽化したバッテリーカーを新調。来園客にも楽しみながら同事業に参加してもらう目的で、昨年7月~9月、クラウドファンディングで協力を呼びかけた。138人から113万円の寄付が集まり、目標額の100万円を達成。資金はバッテリーカー購入のほか、ミニサーキットの舗装や整備などに充てた。

 豆汽車弁慶四世号のプラットホームで行われたお披露目式には、動物園に遊びに来ていた親子ら約50人が参加。新バッテリーカーの除幕は、特別ゲストの丸山保育園の園児らが担った。同園は昨年度、数多く同園を訪問したことから、動物園側から同園に招待状を送った。

 今回、取り組む環境エンリッチメントは、「リクガメにサボテンをプレゼント」「フサオマキザルの家を森林に」「成長した金魚の引っ越し」で、実現するための費用は新バッテリーカーの収益を充てる。来園客に新バッテリーカー(1回=50円)で遊んでもらい、運転席内側のシールを持って、応援したい取り組みにシールを貼り投票する仕組み。多く票が集まった取り組みから実現に取りかかる。

 新バッテリーカーのデザインは、昨年10月16日~1月5日、同園やインターネットで投票を受け付け、5種類の中からピンク色の羊を模したデザインが選ばれた。

 飼育員の勝山友梨子さんは「楽しみながら環境エンリッチメントを知ってもらい、来園客も一緒になって動物の暮らしを豊かにするための取り組みに協力してほしい」と呼びかける。

 開園時間は9時~16時30分。月曜と祝日の翌日休園。投票は4月30日まで。

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