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「アイズスクール飯田予備校・飯田塾」が10周年 記念祝賀会も

「I’s school飯田予備校・飯田塾」(飯田市通り町)が3月22日で10周年を迎え、卒業生などが集まり記念式典を開催した

「I’s school飯田予備校・飯田塾」(飯田市通り町)が3月22日で10周年を迎え、卒業生などが集まり記念式典を開催した

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 「I’s school(アイズスクール)飯田予備校・飯田塾」(飯田市通り町)が3月22日で10周年を迎えた。

くす玉を割り10周年を祝った

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 慶応義塾大学卒業で同塾代表を務める坂口弘行さんが2015(平成27)年に始めた同塾。千葉出身の坂口さんは東京の大手予備校に長らく務め、山が好きだったことと、妻が長野出身だったこと、「いつの日か独立を」との考えもあり、「長野で始めてみよう」と同塾を立ち上げた。

 現在、英語講師は、外国人2人と日本人2人、数学と国語講師は2人ずつ、化学、日本史講師など専門教科の講師合わせて12人が在籍する。生徒は、高校受験を目指す中学生と、大学受験を目指す高校生と高卒生の150人ほどが通っている。

 同塾の学区にある飯田東中学校や学区が隣接する西中学校や高陵中学校などから生徒が集まり、飯田高校理数科の合格者を毎年多数輩出。大学受験では、京都、東京工業、大阪、名古屋などの国公立大や、慶応義塾、早稲田、東京理科など私立大学など、複数の合格者を各大学へ送り出している。

 坂口さんは「東京の教室ではマイクを使い、生徒100人に向けての授業だった。飯田では、とても広い教室に高校生が5人という始まりだった。生徒2人に対して講師が3人という授業もあり『大丈夫かな』と思った」と、立ち上げ当初を振り返る。「その頃から、飯田の生徒は授業が終わってわざわざ話しかけに来てくれ、今もその様子は変わらない。授業の内容だけではなく、さまざまな話題があり、地域性なのか温かい」と、生徒との関わりを話す。

 10年を迎えた当日は、今春大学1年生になる本年度の卒業生や、これまでの塾生など合わせて50人ほどが集まり、午後からの卒業パーティーに続き、開校10周年記念祝賀会が開かれ、全員でビンゴなどを楽しんだ。

 佐藤遼さんは「いい仲間がいて切磋琢磨(せっさたくま)できた」、坂巻蒼都さんは「大学進学への志が強く、受験に向けて協力する雰囲気があった」、田中怜稀さんは「休憩時間に一緒に食事をするなどメリハリがあり、そのおかげで最後までやりきることができた」と、この春から大学へ進学する3人の塾生は話す。

 同塾卒業生で、今春から福井大学へ進学する中田大地さんは「分からない問題を試行錯誤しながら自分で考えることの大切さを教わり、数学の学習への取り組み方が特に変わった。それによって、昨年秋ごろから模試でも点数が伸びた」、今春から名古屋大学へ進学する多々羅綾香さん「坂口先生から『行けるとこ(大学)ではなく、行きたいとこ(大学)へ進学する』と言われ気合が入った。勉強のやり方も進学に向けて丁寧に指導してもらえた」と、感謝の言葉をそれそれ口にする。

 「地方で予備校生として勉強することはメリットしかないということが、ここ10年で少しずつ伝わり広がってきた」と坂口さんは振り返りながら、「生徒第一主義。生徒みんなが満足してこそ、講師の仕事が成り立つ」と、同塾のモットーを話す。「生徒一人一人と向き合いながら、決して教えすぎず、自分で考えることができるような指導を変わらずに」と先を見据える。

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