「三穂地区文化祭」が2月2日、公民館と保育園を会場に開かれた。
公民館では、地区内で活動するサークルの展示やボードゲーム体験会、竜峡中学校(飯田市川路)美術部によるワークショップが行われ、小学生の人気を集めた。芸能発表のトップバッターとして、竜峡中学校(飯田市川路)の吹奏楽部が竜東中学校(龍江)吹奏楽部と合同で出演。演奏の合間での司会は三穂地区出身の生徒が務めた。
同館では年1回、高校生にも公民館事業に関わってほしいという願いから、「高2の集い」を開催している。今年は同地区出身で、飯田高校(上郷)に通う伊東晃佑さんが参加。所属する空手班に声をかけ芸能発表会への出演が実現。演舞では力強い「形」を披露。三穂空手クラブの小学生と一緒に「組み手」を行う一幕もあった。
今年は芸能発表を見てスタンプを5つためると景品が当たる抽選に応募ができる「芸能スタンプラリー」も実施。約35人の応募があった。
駐車場では、ハンドメード雑貨や豚汁、フランクフルトなどのブースが出店。今年の「二十歳の集い」実行委員メンバーが中心となり、昨年の実行委員と来年の対象者に声をかけ結成した「三代目下瀬Brother’s」はドリンクを販売。メンバーの上松真拓さんは「地域行事に参加して、三穂の良さをいろいろな人にこれからも伝えていきたい」と話す。
保育園では、園児や小学生の作品展示、けん玉やこま、ストラックアウト体験などを実施したほか、「山山(さんせん)」が初出店し、イチゴを使ったスイーツを販売。行列ができるほどぎわいを見せ、昼前には品薄となった。
文化委員長の古田喜久さんは「地元出身の高校生や若者が参加してくれてうれしい。今後も地域を盛り上げる一員として期待したい」と話す。