飯田・龍江の農業法人「今田平」(飯田市龍江)が2月1日に今シーズンのイチゴ狩りを始めるのを前に、地元の龍江小学校の児童が1月30日、イチゴの収穫体験を行った。
当日は1年生と4年生、合わせて35人が参加。児童らは昨年10月に「章姫」「紅ほっぺ」の植え付け体験を行い、今回は収穫を楽しんだ。
同法人代表の大平盛男さんから、栄養のある土作りの大切さや、「昨年は夏の暑さが続いたため苗が弱ったが、ここ最近の寒さで甘みが増し、例年並みに育った」など、これまでの生育状況を学んだ後、ハウスに入り、同社スタッフから取り方の指導を受けながら好みのイチゴ3つを収穫した。
同校4年の澤栁未来さんは「ハウスに入ると甘い香りに包まれた」と話し、宮澤光さんは「植えたときには小さかったので、大きくなるか不安だった。赤くて、大きくて、おししそうなものを選んだ」と話した。児童らはその後の試食で、「大きい」「甘い」「おいしい」と言いながらイチゴを頬張った。
大平さんは「子どもたちの笑顔が輝いていた。地域のスタッフとの交流や、イチゴの味を通して、地元の良さをずっと覚えていてほしい」と期待を込める。
イチゴ狩りは5月の連休明けまで。