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飯田短大、地元パン店・菓子製造店とオリジナルパン 地元食材使う

開発したオリジナルパンを紹介する学生達

開発したオリジナルパンを紹介する学生達

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 飯田短期大学(飯田市松尾)の学生が、地元パン店と共同で「オリジナルパン」7種類を開発した。

市田柿や栗など地元食材を使ったパンなどを販売する

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 同短大生活科学学科食物栄養専攻2年生学生たちが7つのグループに分かれ、10月から食品開発実習に取り組み、同市内のパン店の職人から実習指導を受けながら共同で開発した。栄養士資格の取得を目指し、多くの調理実習を重ね、栄養の知識と調理技術を習得する同科。商品化を伴うオリジナルパン開発は、その集大成となる。

 同短大生活科学学科食物栄養専攻の2年生が授業の一環として取り組む同プロジェクトは、今回で4回目。地元の「パン工房ゆめのや」(今宮町)、「パン工房エンゼル」(箕瀬町)、「タイホーパン」(松尾町)、「パン屋カンパーニュ」(鼎)と共同で商品開発を行った。

 今回から、菓子製造販売や農業事業を営む戸田屋(松尾)も協力し、自社農園で栽培した柿や栗のほか、パン作りに欠かせない小麦粉などの食材を実習用に提供した。同社の外松健太郎社長は「パンを手に取っていただけるように知恵を絞って商品開発をする学生たちの姿、実習に取り組んでいる様子を感じることができ、うれしい」と話す。

 学生たちは11月、「三浦パン教室」の三浦宏子さんから製パン技術の基本を習い、各店の協力を得てパンの製法を学びながら、「自分の好みではなく、多くの人に手に取ってもらえる商品作り」を意識しながら試行錯誤を重ねた。参加した学生の一人は「プロのアドバイスを受け、思い通りのパン生地の色を出すことの難しさを学んだ」と感想を述べる。「パン工房ゆめのや」店主の後藤さんは「学生たちの柔軟な発想に毎年新たな発見がある」と、実習からを振り返る。

 学生と教員グループが開発したパンは合わせて8種類。栗や地元の特産品の市田柿などを活用した、フランスパンやデザート風のパンまで多彩なラインアップがそろう。学生が開発したオリジナルレシピを使い、同市内パン店などで調理・販売する。

パン店と商品は以下の通り。パン工房ゆめのや=「あんりんご」、パン工房エンゼル=「鈴ヶ沢南蛮カレーパン」「てりてりふらんす」、パン工房カンパーニュ=「信州まるごとリボンパン」「野沢菜のみそマヨパン」、タイホーパン=「ポンデショコラッテ」「クリくりアンパン」、よっしーのお芋やさん(上飯田)=「栗とさつまいものうずまきパン」。

1月8日から各店で売り出す。価格は250円。販売期間は2月末までを予定。

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