天龍奥三河国定公園の天龍峡（飯田市川路）で、指定希少野生動植物ヤマユリの白いかれんな花が今年も咲き始めた。　

ヤマユリ自生地の看板

　天龍峡では天竜川添いの崖地にヤマユリが自生しており、主に姑射橋から第一公園に入る入り口付近とつつじ橋（つり橋）の付近に自生している。毎年7月上旬から中旬にかけて、白地に赤褐色の斑点をつけたかれんな花を咲かせる。咲き始めから2週間ほどが見頃となる。

　天龍峡では毎週日曜、「りゅうの朝マーケット」が開かれ、クラフトや飲食などのブースが軒を並べる。今月はココロファーム（川路）で8時～10時に開催。23日には天龍峡かいわいで「クラフト＆シードル＆ランタンジャンボリー」の開催予定。日中は飲食やクラフトのブースが並び、夜は願い事を書いたスカイランタンを浮かべ幻想的な雰囲気が広がるという。スカイランタンは1個1,500円で200組限定（要予約）。

　実行委員会担当者は「ヤマユリも咲き始め散歩をするには良い季節。イベントで丸一日遊べる。地元の人でも、こんなところがあったんだという発見をしてもらえれば」と呼びかける。