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飯田エフエムが防災番組 ながら聞きで防災を日常に

番組制作担当の大坂隼人さん

番組制作担当の大坂隼人さん

 飯田エフエム放送(飯田市常盤町)が4月1日、防災に特化した新番組「iステーション つながる、つなげる。防災3分メモ」の放送を始めた。

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 放送は平日11時55分から。1回約3分30秒で、日常生活の中で実践できる防災行動をテーマごとに紹介する。専門用語を使わず、耳だけで理解できる内容とすることで、家事や車の運転中など「ながら聞き聴き」での聴取を想定する。

 番組開始の背景には、近年の気象災害の頻発に加え、地域特性に応じた情報発信の必要性がある。同地域は山間部が多く、天竜川や支流の増水、河岸段丘地形による浸水リスクなど、地形に起因する災害への備えが求められる。加えて、寒暖差が大きいことから、熱中症など体調管理も含めた広い意味での防災意識の向上も課題となっている。

 内容は毎回1つのテーマに絞り、「今日からできる防災」を軸に構成する。これまでに「『溜めるためる』と『キープ』」をテーマに生活用水の確保や燃料の備えを紹介したほか、「ローリングストックを楽しもう」と題し、日常の食生活の中で備蓄を無理なく続ける工夫などを取り上げた。

 同番組では、新たな内容を追加するだけでなく、過去に放送したテーマも繰り返し取り上げることで、防災行動を日常の習慣として定着させることを目指す。短時間で繰り返し伝えることで、無理なく生活の中に取り入れてもらう狙いがある。

 高齢者や日中ラジオに親しむ層に加え、通勤などで車を利用する人の聴取も見込む。

 制作にはAI音声ソフトを活用し、聞き取りやすさを重視して制作している。音声だけで内容が伝わるよう、文章の長さや言い回しにも配慮しているという。

 番組を担当する大坂隼人さんは「この地域は地形や気候の特性から、身近なところに災害リスクがある。ながら聞きでも届く形で、繰り返し触れることで自然と身に付くような防災を届けたい」と話す。

 今後は季節ごとのリスクや地域に即したテーマも取り上げ、継続的に放送していく予定。

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