高校生等次世代育成講座「東北スタディーツアー」の報告会が3月14日、飯田市公民館(飯田市東和町)で開かれた。
同講座は、次代の地域を担う高校生を中心に、中学生~20代の若者を対象に実施。地域に誇りと愛着を持ちながら広い視野で自身や飯田を捉え、考え、行動できる人材を育成することが目的。
今回のツアーには、同館が市内の高校5校に呼びかけ集まった5人と、「飯田学習」の対象地区の山本から、山本公民館(山本)が推薦した20代の社会人3人の、合わせて8人が参加した。
参加者は昨年10月から今年3月まで全15回、現地研修や報告会を含め学習会を開いてきた。被災地訪問では気仙沼市や石巻市などで、遺構見学や語り部との意見交換、イベントなどに参加。飯田学習は、これまで市内全体で行っていた学習を変更。1つの地区に目を向け、地域について学ぶことを目的に本年度は山本地区を対象に実施。地区行事や聞き取りなどを行った。
報告会では、昨年11月1日~3日に実施した現地研修や、山本での飯田学習の様子を、スライドを交え紹介。高校生や社会人が、それぞれに学んだこと、感じたこと、今後に生かしたいことなどを発表した。
飯田高校2年の宮下莉々さんは、震災で家族や周りの人を失いたくないという思いがあり、教訓などを学ぶため参加したという。宮下さんは「『悲しみを乗り越えて、震災の経験から生かすことや守っていくにはどうすればいいのか』などを学ぶことができた」と振り返る。