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飯田でまちづくり勉強会 女性・若者が住みたくなる南信州を考える

トークセッションの様子

トークセッションの様子

 「女性・若者と創る住みたくなる南信州まちづくり事業」のキックオフイベントとなる、まちづくり勉強会「愛される南信州。選ばれる未来。女性・若者と考える、リニア時代のウェルビーイング」が国際女性デーの3月8日、丘の上結いスクエア(飯田市東和町)で開催された。主催は南信州地域振興局・南信州まちづくりフォーラム。

長野大学 早坂淳教授の基調講演の様子

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 昨年8月に設立された、南信州を中心とした個人・企業・行政などがまちづくりを共創する「南信州まちづくりフォーラム」。同会は持続可能な南信州の構築を目的に「最高の田舎~個人と南信州のウェルビーイングの実現~」をビジョンに掲げる。昨年10月に行われた設立記念講演会からヒントを得て、この1年間は、若者と女性にターゲットを絞ったまちづくりの議論を展開していくという。

 当日は約60人の市民が参加し、講師で長野大学社会福祉学部社会福祉学科教授の早坂淳さんが「ウェルビーイングとまちづくり」をテーマに講演。多様性を切り口に、その重要性を説いた。多様性はイノベーションを起こすのに不可欠で、変化や成長の源泉となるが、扱いが難しく、保守的な長野県民が適応できていないことを指摘。「異文化適応力(CQ)を身につけるため、現状維持のバイアスから越境し、小さなことから変革を日常に取り入れていくことが大事」とした。

 パネルディスカッションでは信州大学大学院修士1年の蛯名朋花さん、経営者の森山万里さん、飯田下伊那PTA連合会会長の栗原夕華さんが登壇。「自然の景観や人の良さを魅力と感じる一方、働き方の柔軟性、女性が働いて生きていく道があるといい」、「住民が心の中にしまい込んでいる好きなところをもっと発信できるといい」などの意見が出された。

 その後、参加者らが5~6人のグループとなって円卓を囲み、当日の感想や意見などをアウトプットした。飯田市内から参加した柴田宏美さんは「この地域が女性に選ばれるには、女医がいるレディースクリニックが充実すると安心」、牧内秀子さんは「学校などでは多様性に対応しきれない現状がある。南信州の埋もれている資源を発掘して消失してしまわないような体制が必要」と、それぞれ意見を述べた。

 同フォーラムの熊谷弘会長は「『住みたくなる南信州』は、今後も考えていきたいテーマ。若者や女性に選ばれる地域になるには、さまざまな要素がある。今の魅力を肌で感じて再認識してもらうことも大事」と今後を見据える。

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