追手町小学校(飯田市追手町)にある支援学級「フレンドリールームなかよし」に通う小中学生の生徒児童6人が2月27日、地元の井坪工務店(飯田市上郷黒田)の指導の下、収納ボックスの製作に取り組んだ。
工作教室は木育の一環として、同社が家を建築する際に発生する端材を材料に使う。端材は以前、ごみとして燃やしていたが、もったいないとの考えで再利用。高級木材のヒノキを使うことで自分が作ったものを大切に使う心を養う意味も込める。20日には座光寺小学校6年生32人が卒業製作でラダーシェルを作ったという。
工作の前にビデオを見ながら、家造りや材料となる木材の話、クイズなどを楽しんだ。材料はあらかじめ同社で19のパーツに加工されたものを用意。子どもたちは2人1組になり、電動ドリルを使って木ネジでパーツを組み立てた。組み立て後は、思い思いの装飾を施して収納箱を仕上げた。
椅子を完成させた女子児童は「電動ドリルは難しかったけど、みんなで協力してできたところが楽しかった」、男子生徒は「ものづくりは好きな方。自分の手で作るのが楽しかった」と、それぞれ感想を話していた。
木工体験をサポートした同社の中村正憲さんは「取り組みは4年目。さまざまな学校で木育の講義を含め、子どもたちを見ているが、楽しく取り組んでもらっている」、学級担当の熊谷典子さんは「友達との関わりを楽しみながら、協力してものづくりに没頭する姿が見られて良かった」と、それぞれ振り返る。