信州大学大学院 総合理工学研究所ランドスケープ研究室(飯田市座光寺)のランドスケープオープンゼミ「南信州の未来図を私たちで描く」が3月7日、ムトスぷらざ(東和町)で行われる「信大ランドスケープ研究発表会」を皮切りに4回の講座で開催する。
リニア中央新幹線の開業に伴い、街の構成が大きく変わる可能性を踏まえて、地域の要望や支援で2023 年4 月に開設した同研究室。リニア計画に関連して実際に進行しているプロジェクトと連携し、さまざまな取り組みを行っている。現在6人の学生が所属しており、過去2年は「まちづくりシンポジウム」の形で研究発表を行ってきた。今年は次年度の研究につながるよう、地域の人たちとの議論を深めるため、ワークショップを取り入れたオープンゼミ形式に変えたという。
同大の吉武駿助教授は「ランドスケープはデザインがメイン。風景の価値づけをして収益を出したり、人がどう関わるのかを考えたりして、デザインを作る作業」と話す。そのため、地域の人たちと話を聞いたり、行政の困り事を聞いたりするのが重要だという。「学生が発表した成果が、まちづくりのたたき台になってくれるとうれしい」とも。
当日は13時30分~17時、同研究室の研究発表会を開く。翌8日は旧飯田測候所(馬場町)で10時~14時には体験型ブースの展示、14時~17時には「大学生と考える南信州のまちづくり」と題して参加型のワークショップを行う。同21日はムトスぷらざで13時30分~16時30分、「丘の上を活性化するアクション」をテーマに同大の吉武駿助教授、明治大学の学生、地元高校生によるパネルディスカッションを行う。同22日は天龍峡の「HIGASA」(龍江)で10時~17時、「天龍峡と関係人口について考える」と題し、まち歩きのワークショップを行う。いずれも事前申込者が優先。同3日~16日の9時~21時(最終日は17時まで)には、ムトスぷらざオープンスぺースで1年間の研究内容をまとめたパネルや模型を展示する。
吉武助教授は「この地域は若いプレーヤーが多い。地域で活動している人も、そうでない人も気軽に参加していただき、さまざまな考え方があることを知ってもらえれば」と参加を呼びかける。