丸山公民館(飯田市今宮町)で2月23日、「おとなのサロン」が開かれた。当日は、地区内から50人が参加した。
同事業は、文化や歴史などさまざまなジャンルをじっくり学習することを目的に、同館と丸山連合青壮年会が合同で企画。年1回開いており、今年は「熊について学ぼう ~正しい向き合い方とは~」をテーマに、信州大学の泉山茂之特任教授を講師に迎え、熊の生態や人との関わりについて学んだ。
第1部の講演では「ツキノワグマの生態と対策」と題し、泉山教授がスライドを交えながら「一年の行動範囲」「季節で変わる食事情」などを紹介。熊の目撃や被害が多く報告された昨年の状況にも触れ、「里で目撃される熊は人の怖さを知らない若い個体が多い。夏場は繁殖期で雄が雌を探しに行動するため、里に近いところにも出没することもある」と目撃傾向を話した。
第2部はジビエ食体験を行い、「ぼたん鍋」「くまじん」を味わった。ぼたん鍋には、イノシシ肉のほか、ニンジンやゴボウ、大根、こんにゃく、ネギなどの具をたっぷり入れ、みそ味に仕上げた。「くまじん」は数切れずつ試食した。
同館の佐藤元彦館長は「熊出没によるイベント中止が昨年は目立った。熊の生態を理解することで、イベントも開催しやすくなるのでは」と期待を込める。