防衛省自衛隊長野地方協力本部飯田出張所(飯田市大久保町)で2月13日、自衛隊入隊・入校予定者を対象とした「放課後クラブ」を行った。
来年度に入隊・入校を予定する飯田下伊那地域の中高生11人が対象で、学校の授業が休みの時間に集まり活動する。入隊後は制服や迷彩服にネームや階級章を自ら縫い付けるほか、アイロンがけや靴磨きなども行うことから、事前に練習を重ね、戸惑いなく教育課程に入れるよう備える。
この日は5人が参加。2等空曹の酒井真須美さん指導の下、裁縫やアイロンがけ、靴磨きの基礎を学んだ。その後、副所長で空曹長の池上武志さんの指導で、およそ1キロのランニングに取り組み、体力づくりも行った。
阿智高校3年の犬飼蓮さんは「家で父や祖父の靴を磨いて練習してきた」と話す。同校3年の川上貴史さんは「アイロンが苦手なので、練習していきたい。災害の多い国でもあり、災害派遣などで人の助けになれることにやりがいがあるのだと思い志望した」と入団動機を語る。
地球環境高校3年の鷹野竜之介さんは「姉が海上自衛隊に所属しており、さまざまな話を聞いて海上自衛隊を選んだ。裁縫は小中学校以来だが、やったことがあるのでそれほど苦手ではない」と話す。駒ケ根工業高校の竹森凱さんは「今日初めてクラブに来て、皆と会えて気軽にしゃべることができて良かった」と話した。
風越高校の金田港晴さんは「兄が自衛官で、その背中を見て入団を決めた。自分がやったことのないアイロンや裁縫をここで学び、経験する前に準備できるのは良いこと。新しい仲間と出会い、コミュニケーションを取れるのも楽しみで心強い」と意欲を見せる。
酒井さんは「できるかできないかで気後れの度合いが違う。少しでも経験があれば、初めての環境の中でもスムーズに研修に入っていける。同じ南信地域の生徒同士だが、出身校や住んでいる地域はそれぞれ異なる。ここで初めて顔を合わせ、仲間になる。コミュニケーションの練習を重ね、仲良くなって助け合える関係を築いてほしい」と話す。
同出張所では今後も活動を続け、入隊・入校に向けた基礎技能の習得と仲間づくりを支援していく。