追手町小学校(飯田市追手町)の6年生25人が2月6日、飯田市役所を訪問し、5個の「防災バッグ」を寄贈した。
今回の取り組みは、昨年2月、当時5年生だった児童たちが、「社会の一員として、現在の課題は何か、それに対して何ができるのか」を話し合う国語の授業をきっかけに「防災」をテーマに学習を進めることに始まった。
1学期は「防災意識を高める」をテーマに総合学習の時間で、過去に起きた震災や被害状況、避難先での生活などについて学習。活動の一環として防災のための資金集めを実施。資源回収では全校児童に呼びかけ「アルミ缶、スチール缶、牛乳パック」を集めたり、街頭募金を行ったり、学校菜園で育てたキュウリを販売したりするなどして、約10万円を集めた。
2学期は、集めた資金の使い道について話し合い、災害時に役立つ「防災バッグ」を作ることにした。中身は「避難した時に何が必要か」「水や電気が使えない状況ではどうするか」などを考えながら必要なものをピックアップ。市内の商業施設で、水やラップ、紙皿、レインコートなどを購入し、バッグへ詰めていった。
防災バッグは40個作り、飯田市役所以外に、資金集めに協力した施設や企業へ5個ずつを寄贈。残りの25個は児童に確保した。
寄贈式で、佐藤健市長は「市民の皆さんが、防災について考えるきっかけとして、防災バッグを活用したい」と使い道を児童たちへ伝えた。
防災のテーマを提案した古田勲咲(いさき)君は「東日本大震災や能登半島地震を見て、改めて地震の怖さを実感した。少し工夫することで減災にもつながる。もしものことを考え今後もしっかり対策したい」と話した。