道の駅「信濃路下條 そばの城」(下條村睦沢)で2月1日、「30周年ありがとう祭」が開かれる。1996(平成8)年4月に開業した同施設が節目を迎えたことを記念し、地域への感謝の思いを込めて企画した。
施設の建物は、戦国時代に伊那地方最大級の山城として築かれた吉岡城に着想を得て設計されたもの。石垣に囲まれた外観や天守閣を模した構造が特徴で、道の駅内から隣接する吉岡城址公園にかけて、歴史の面影を色濃く残している。園内は子どもたちが遊ぶ場や、学校の遠足先としても親しまれており、城の存在を地域文化の一部として今に伝えている。
「そばの城」は、1階で県内各地の土産や、五平餅、クロワッサンなどの軽食を販売。2階は164席を備えた飲食スペースとそば打ち体験コーナー、3階には下條村産そば粉を製粉・製麺する工場を備える。同施設内には、飯田市山本の「たかどや牧場」直営の精肉・総菜店「たかどやフーズ」、地元野菜や手作りこんにゃく、まんじゅうなどをそろえる「うまいもの館」も併設。観光・飲食・直売が一体となった複合施設として、地域内外からの利用がある。
記念イベントでは、信州プロレスとご当地ヒーロー「カッセイカマン」によるコラボステージや、地元吹奏楽団「そんすい」、和太鼓団体「shimojoっ鼓」などが出演するステージ企画を展開。午前・午後の2部構成で進行し、終盤には「もち投げ大会」も行う。
会場にはキッチンカー「KANESHIGE」をはじめとする11店舗が出店。「そばの城内の各店と共に、地域の食や味覚を楽しめる内容になる」という。駐車場には特設リングを設置し、コスモスの湯との間でシャトルバスも運行する。司会は下條村出身の代田和也さんが務める。
同施設を運営する「そばの城」の佐藤賢基社長は下條村の出身で、小学生のときにそば打ち体験に訪れた思い出があるという。「子どもの頃に体験したそば打ちが今の仕事にもつながっている。吉岡城の偉大さを、物語としてここからも発信していきたい。30年続けてこられたのは地域の皆さんのおかげ。地元の方にも楽しんでもらえる場にしていきたい」と話す。
開催時間は9時~16時。ステージは9時10分に開演し、11時30分から昼休憩。12時から午後の部を行い、15時30分からフィナーレ、16時の閉会を予定している。入場無料。