韓国・全州市在住の作家、イ・テクさんによる個展「故郷に帰る道」が1月29日から、「ギャラリー南無」(飯田市龍江)で開かれる。
イさんは、韓紙(かんし)と呼ばれる韓国伝統の紙を素材に、木彫りにコウゾを打ち付けた造形作品を制作。韓屋村を描いた風景や、人物像を配した構成により、独自の世界観を表現している。
タイトルの「故郷に帰る道」には、自然を人間の原点と捉え、素材そのものに宿る温かさを通して、心の安定やアイデンティティーを見つめ直すという思いが込められているという。
イさんは1992年に弘益大学美術学部を卒業。これまで韓国国内外での個展は20回、団体展は300回以上にのぼる。2025年にはオーストラリアや韓国・ソウルでの個展も開催。文化観光財団の表紙作家にも選ばれている。
同展は、ギャラリー南無がイさんの作品と赤土の壁面との相性に注目して企画した。企画者で飯田市出身の銅版画・フレスコ画家の今村由男さんは「作品に込められた故郷へのオマージュを通じて、日韓の新たな交流の輪が広がれば」と話す。
開館時間は10時~16時(最終日は15時まで)。入場無料。2月1日まで。