一般財団法人「中部公衆医学研究所」が1月8日、新社屋(飯田市上郷黒田)での業務を開始し、「南信州健診センター」「南信州環境分析センター」として再スタートを切った。前日の7日には関係者を招いて内覧会を行った。
同研究所は1956(昭和31)年に財団法人「中部日本公衆保健協会」(鈴加町)として設立され、中部公衆医学研究所として1974(昭和49)年に高羽町に移転し、これまで飯田市高羽町を拠点に健診や環境分析業務を担ってきた。今回の移転を70年の節目と位置づけ、健診環境の充実や分析体制の高度化、利用者の利便性と満足度向上を目指す。
新社屋は3階建てで、1階の「南信州健診センター」では、広い健診フロアや女性専用エリア、バリアフリー設計を導入。内視鏡などの検査機器を整備し、きめ細かな健診ニーズに対応する。内装にも工夫を凝らし、不安や緊張を和らげる空間を演出。個人情報保護に配慮したセキュリティー対策も強化した。
2、3階の「南信州環境分析センター」では、水質や食品、作業環境などの検査を実施。最新の分析機器と蓄積した技術を活用し、正確で信頼性の高い検査態勢を構築している。新たに制定したロゴマークは、健康を象徴する赤と環境を示す緑で十字を形作り、社会に貢献する同研究所の理念を表している。
西澤良斉理事長は「新社屋を拠点に、地域の皆さまの健康と安心のため、次の70年に向けた取り組みを進めていく」と話す。