地域密着型焼肉店を掲げる「はやし家」(高森町下市田)が12月26日にオープンした。店主の林秀樹さんは高森町出身で、県内スーパーの精肉担当を約13年、その後、精肉店「肉の丸久」で3年ほど勤務した経験を持つ。
高森町下市田四区にある店舗「はやし家」にちなみ「下四(しもよん)セット」
ほとんどの肉を「肉の丸久」からブロックで仕入れ、同店でカットする。「歯や顎が弱い方には薄切りや隠し包丁で対応し、厚切り希望にも応える」と林さん。
提供する肉は牛・豚・鶏・羊など約30種類。サイドメニューやご飯類もそろえる。21時以降はドリンク注文で、スナック菓子や乾きものの持ち込みも可能で「1軒目で満腹になっても、まだしゃべり足りない人の2次会利用にもお勧め」と林さん。
店内は「新しいけれど懐かしい」空間づくりを意識し、木材を多用した造りに。席数は26席。無煙ロースターではなく従来型を使用し、開店前の試験営業では「期待以上にもくもくになった」と話す。
看板メニュー「下四(しもよん)セット」は、同町の国道沿いにかつてあったドライブイン「天竜(通称・てんどら)」の銀皿にのった焼き肉メニューを再現したもの。「てんどらを知る同世代や、上の年代の方に懐かしんでもらえたら」と、地域名の下市田4区にちなみ名付けた。
営業時間は17時~22時。水曜定休。予約があれば昼営業にも対応。