松本山雅FCが12月22日、ホームタウンの高森町を訪れ、2025シーズンの活動報告を行った。
高森町壬生照玄町長(左)に2025年シーズンの報告をする小澤修一社長(中)
今季、高森町初のJリーガーデビューを果たした高森中学校出身で松本山雅の萩原正太郎選手も同行して壬生照玄町長を訪問した。冒頭、同社の小澤修一社長は「今年はシーズン最初からいろいろあった年。さまざまな経験ができクラブとしては成長できた一年」と悔しさをにじませながら壬生町長に報告した。
懇談の中で、壬生町長は昨年10月にオープンしたグラウンド「ほたるパーク」について言及。今年9月末までの1年間で2万人の利用者があったことを話し、「今後シーズン中は難しいかもしれないが、トップチームの練習や女子チームなどの試合などで使ってほしい」と小澤社長に要望した。
Jリーグ入団を決めた後、昨年の表敬訪問で萩原選手は「正直うれしい。まずは一日でも早くピッチに立って活躍する姿を見せたい」と話していたが、今年は「シーズン通して試合に絡めなかったことは悔しい」と振り返る。壬生町長は「来年は監督も変わるので、萩原選手が一試合でも多くチャンスをつかんでもらえれば」と期待を寄せる。
萩原選手は「自分にチャンスが来ると思っているので、チャンスをつかみ取って応援してくれるサポーターに結果で示せるように頑張りたい」と力強く宣言した。小澤社長は「昨年は悔しい思いをしたと思う。監督が代わり、求められるものも変わると思うので、萩原選手の成長次第」と期待を込める。