根羽村役場で12月19日、恒例の「門杉」作りが行われた。
地域材の「根羽杉」をアピールする目的で1988(昭和63)年に始まった。同村の恒例行事として定着し、地域振興や平穏無事などの願いを込める。
当日は村職員約20人が作業を行い、一対の門杉を製作。高さ約2.5メートルほどの根羽杉3本にしめ縄やナンテン、杉の枝などを飾り付け、庁舎玄関前に設置。根羽杉1本当たりの直径は20センチ前後で、芯の部分が赤いのが特徴。2020東京オリンピック・パラリンピックのビレッジプラザにも使われ、注目を集めた。
来庁者からも「根羽村らしい」「大きくて立派」などの声が聞かれ、記念に写真を撮る人も多くいるという。作業を行った職員は「村ならではの行事。冬の風物詩として楽しみにしている住民もいる。村外からも見に来てほしい」と呼びかける。
門杉は1月10日ごろまで飾る。