音楽とクラウン(道化師)を組み合わせた「ミュージック・クラウン」として活動するユニット「ましゅ&Kei」による恒例公演「ましゅ&Keiのクリスマス会」が12月20日、飯田人形劇場(飯田市高羽町5)で開かれる。
同公演は2009(平成21)年に始まり、今回で15回目。毎年異なるゲストを迎え、その年ごとの会場限定パフォーマンスを披露してきたが、今回で一区切りとする。「ましゅ&Kei」としての活動は今後も継続する。2人は飯田人形劇場での本格的な公演を2002(平成14)年に始め、2006(平成18)年からは飯田市を拠点に、学校でのワークショップや地域イベントなどにも出演してきた。
2人は「県外からも足を運んでくれるファンがいて、毎回印象深い」と振り返る。
今回は、阿智村を拠点に活動する舞台演出家・加藤木朗さんと、その加藤木さんに師事した平澤久美子さん、櫻田真央さんによるユニット「羽化連(うかれ)」をゲストに迎える。
当日、11時開演の「ファミリーで楽しむクリスマス会」では「子ども向け」ではなく、「親子で楽しめる内容」を意識。19時開演の「オトナのためのクリスマスパーティー!」では「大人が周囲を気にせず笑えるように」と構成した。2人は「例年披露するクリスマスベルのパフォーマンスや、いつもと違う『和風のクリスマス』も楽しんでほしい」と呼びかける。
Keiさんは「みんなが『明日、ちょっと元気になれる』ようなパフォーマンスを目指している」と話し、ましゅさんは「それぞれの一年を過ごしてきた中、笑って来年を迎えてほしい」と呼びかける。
ゲストの加藤木さんは「『クリスマス会』として最後なのは寂しいが、大きな祭りとして、自分自身も楽しみたい」と話し、平澤さんは「昨年は客席で笑っていたが、今年は客席に笑顔を届けたい」と意気込む。櫻田さんは「三味線やしの笛など、和の文化との組み合わせも楽しんでほしい」と話す。
ファミリー向け公演は、3歳~高校生=1,000円、大人=1,800円、親子(大人1人、子ども1人)=2,500円。大人向け公演は2,800円(ペア5,400円)。