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飯田OIDE長姫高の生徒がハンドベル演奏 地域にクリスマスの音色届ける

飯田OIDE長姫高校(飯田市鼎)吹奏楽部3年生と花井孝文社長(左)、中村真太郎教諭(右)

飯田OIDE長姫高校(飯田市鼎)吹奏楽部3年生と花井孝文社長(左)、中村真太郎教諭(右)

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 飯田OIDE長姫高校(飯田市鼎)の吹奏楽部3年生6人が、地元企業「花井メディテック」(北方)の「HANAIハンドベル」を使ってクリスマスソングなどを演奏した。12月6日にコミュニティーFM「飯田エフエム放送」のスタジオで収録し、演奏の模様は12月25日まで、同局で放送している。

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 演奏したのは、「もろびとこぞりて」「アメージンググレイス」「きよしこの夜」の3曲と、時報用のチャイム音。放送では定時に10秒間のハンドベル演奏とチャイム音が流れる。

 花井メディテックは、医療機器部品の製造技術を生かして2017(平成29)年に1オクターブのハンドベルを開発。現在は3オクターブを展開し、音の響きを追求して素材から見直し研究も続けている。地域の学校や団体に演奏の機会を提供する取り組みは今回で6回目となる。

 収録には、林翔子さん、塚本汐梨香さん、竹村友希さん、清水麻理恵さん、古田陽菜さん、大野愛翔さんの6人が参加。顧問の中村真太郎教諭指揮の下、音の出し方や止め方、ハーモニーの調和を意識しながら演奏に取り組んだ。

 林さんは「花井さんのハンドベルは見た目も音も美しく、丁寧に作られていると感じた」と話す。塚本さんは「パーカッションと違って、手で直接音を奏でるのが難しかった」と演奏の感覚の違いを挙げた。

 竹村さんは「1人でおおむね2音を担当し、メロディーの役割が変わる場面があるので集中が必要だった」と話し、清水さんは「初めての演奏で、リズムをそろえたり音を合わせたりすることが難しかったが、指揮を見ながらみんなと合わせながら演奏するのが楽しかった」と振り返る。

 古田さんは「自分の担当音を楽譜にメモし、メトロノームや感覚を頼りに一通り演奏した後、細かな箇所を確認しながら作り上げた。タイミングの取り方は難しく感じた」と練習当初を紹介し、大野さんは「吹奏楽と違い一音ずつ役割があり、全員でつながりを意識して曲を作り上げる楽しさがあった」と話した。

 花井孝文社長は「毎年感じるが、生徒たちの演奏が収録の中でどんどん美しくなっていく。音楽の楽しさや、ハンドベルの魅力が広がっていけばうれしい」と話す。

 演奏に参加した6人は12月18日17時20分ごろから放送の同局番組「For Your Times」に出演し、今回の経験や感想を伝える。

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