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赤いトウモロコシ使った草木染 飯田のアートハウスで展示販売

「山の雫展~はずむ草木染~」を紹介する東村さん。「気に入った色を選んで映画館に行ったり、ランチを楽しんだり、日常の中で気軽に動きのある時間を過ごしてもらえたら」と話す

「山の雫展~はずむ草木染~」を紹介する東村さん。「気に入った色を選んで映画館に行ったり、ランチを楽しんだり、日常の中で気軽に動きのある時間を過ごしてもらえたら」と話す

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 草木染工房「山の雫」による展示販売会「山の雫展~はずむ草木染~」が12月5日、アートハウス(飯田市上郷、TEL 0265-24-5811)で始まった。

大鹿村の大池高原で栽培した「大和ルージュ」を100%使い制作

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 「山の雫」は、大鹿村のグループ「大鹿さくら組」に所属する東村邦子さんが代表を務める草木染工房。東村さんは、3年前にSNSを通じて赤いトウモロコシ「大和ルージュ」を紹介されたことをきっかけに、その色に引かれ、作品作りに取り入れ始めた。「ぜひ染めに使ってほしい」と勧められたという。

 「大和ルージュ」は赤色のトウモロコシで、染色ではピンクから古代紫まで幅広い色を表現できるのが特徴。東村さんは「思った以上に色の定着が強く、多彩な色合いが出せる」と話す。今年は大鹿村の大池高原で栽培した「大和ルージュ」を100%使った。

 展示では、リユースの洋服やマフラー、シルク、麻、木綿など50~60点ほどを展示販売する。いずれも「大和ルージュ」で染めた作品で、自然由来の柔らかな色合いのものが並ぶ。

 東村さんは15年ほど前から大鹿村産のブルーベリーなどを使った草木染にも取り組んできた。今回は「山の雫展~はずむ草木染~」と題し、「野菜なのに、味わいとともにすてきな色合いを生み出してくれる不思議を見てほしい」と話す。「気に入った色を選んで映画館に行ったり、ランチを楽しんだり、日常の中で気軽に動きのある時間を過ごしてもらえたら」という作品展のテーマに込めた思いも紹介する。。

 営業時間は10時~20時。水曜・木曜定休。今月9日まで。

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