保険代理店「マイ保険」が12月1日、飯田市上郷別府への移転をきっかけに、タイのタクシーなどで使われる乗り物「トゥクトゥク」を導入した。
同社は2006(平成18)年12月1日に法人化し、20年目の年に入る。南信州をエリアとした従業員15人の「あいおいニッセイ同和損保」代理店。社長の青野広さんは3年ほど前から移転を考えており、「2階建てで、受付があって、しっかりした接客のできるオフィスにしたい」と考え、物件を探していた。今回、希望の物件に出合ったことから移転を進めたが、オフィスへの呼び込みに「何かインパクトのあるものがないか?」と考えたという。
青野さんは以前、タイ旅行に行った際、楽しい雰囲気だったタクシーの「トゥクトゥク」の導入を検討。「飯田では初めて」というインパクトのある「トゥクトゥク」は660CCの3人乗り。青、赤、黄色などの多彩な色のトライク(オート3輪)。青野さんは「電飾も施してもらい派手になった」と目を細める。「実用的というより、イベントの際に出張して花をを添えるなど社会貢献的な使い方ができたらいい」とも。
オープンカーのため冬は社の広告塔として受付のショーウインドに飾る予定だという。「社用車として導入し、街なかも走行できるので、暖かくなったら飯田の街を走る姿が見られるかも」と話す。借りたいというお客さまにレンタルするなど多様な使い方を思案中だという。
移転について、青野さんは「来店しやすい環境を整備した。多くの人に喜んでもらえるような会社にしたい。これから社員の働き方を変えていくためにもマイ保険のネームバリューを高めていきたい」と、トゥクトゥク導入をきっかけに意気込みを見せる。