飯田市、飯田下伊那9店舗展開するスーパー「キラヤ」(本部は飯田市松尾)、大阪大学社会経済研究所が連携する「地域産品消費促進プロジェクト」の一環で、地元の食材をテーマにした小学生による絵画コンクールが実施され、飯田市役所で11月23日、表彰式が行われた。
対象は市内の小学4年生~6年生、14人が応募。「地元の食べ物と私」をテーマに絵を描き、画材は自由とした。審査の結果、飯田市長賞に座光寺小学校4年の寺本栞さん、キラヤ賞に竜丘小学校5年の下平実尋さんが選ばれた。
寺本さんは「好きなリンゴを目立たせたくて、大きめに描いた」と話し、下平さんは「飯田の名物・焼き肉の魅力が伝わるよう、野菜や肉をたくさん並べて描いた」とコメントした。
この取り組みは、地元産品の選択を促すための実証実験と連動しており、10月中旬から11月中旬にかけて、市内のキラヤ2店舗で行動経済学の知見を活用した実験が実施された。2人の入賞作品と「私たちの飯田・下伊那の商品を選択し地域活性化につなげよう」と書かれたシートを買い物かごに入れ、来店者の行動を検証した。
表彰式当日、入賞者の表彰とともに、プロジェクトの概要説明と報告も行われた。今後は実験の効果検証を進めるという。