道の駅南信州とよおかマルシェ(豊丘村神稲)が11月3日、同村特産のマツタケを使ったジェラートの販売を始めたと発表した。
これまで地元産のパプリカやキュウリ、トマトなどを使ったジェラートを開発してきた同施設。「松茸(まつたけ)ジェラート」は、併設の「Bread&Sweetsきらら」で過去7年間のうち、豊作年の3年間のみ販売した希少な商品で、観光客から「持ち帰りたい」との要望もあったという。
副支配人の三浦裕樹さんは「飯田下伊那産のマツタケの味を全国にも届けたい」との思いから、入荷量が昨年の半分以下となった不作の中、約2キロを確保。土産用や発送用として110食限定での販売にこぎ着けた。
ジェラートはマツタケを煮込み、ミキサーにかけた後、ベースのジェラートに混ぜ込む。隠し味として塩とブラックペッパーを加えることで甘みを引き立て、デザートとして味わえるように仕上げたという。
「松茸ジェラート」(864円)は、直売所「四季彩市場」で販売。三浦さんは「今年は販売できる状況ではなかったが、何とか形にできて良かった。全国の方にもマルシェのジェラートを知ってもらいたい」と話す。「その場で食べてもらってもいいし、テイクアウトや地方発送にも対応する」とも。
営業時間は9時~18時(売り切れ次第終了)。