飯田市美術博物館(飯田市追手町)は、11月23日から開催の「第25回 現代の創造展 ~南信州のアートを共に創る~ 」の関連企画として、中高校生を対象に「一日学芸員」体験を行う。
同展は、飯伊地域出身や在住、他地域出身の同地域で活動するなど、飯田下伊那ゆかりの作家に同実行委員が出展を依頼して主に年1回開催し、今年で25回を数える。今回は、157人による作家の日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書、コンテンポラリーの7部門の作品を展示する。
一日学芸員は、中高生が展示作品から印象に残った数点を選び、その理由や感想を展示室で発表するという内容。中学生の部は11月29日、高校生の部は12月7日に、それぞれ実施する。開催時間は両日とも10時~11時30分。通常の観覧者も、中高生学芸員の発表を聞くことができる。
同館の手塚俊尚さんは「昨年、最初は緊張している様子だったが、学芸員を体験した生徒からは『楽しかった』という感想が多かった。一人で見るのも良いが、中高生の視点から解説を聞くことで作品の新たな見方が生まれる」と話す。
同館では11月15日まで、参加者を募集している。