サブカルチャーとグルメの祭典「第17回飯田丘のまちフェスティバル(通称=丘フェス)」が11月3日、飯田市の中心市街地を会場に行われ、多くの市民やコスプレイヤーでにぎわった。
丘フェスはフィギュアマーケットやコスプレイベント、アニメキャラクターなどのペイントを施した「痛車」やドールなどのサブカルチャー、グルメサミット、コーヒーフェスティバルなど多くのブースやイベントから成る祭典。
今年のメインステージには、下條村出身の声優・白峰けいさんやレトロゲームアイドルの村下小粒さんらが初出演。スペシャルゲストとして、ドイツ在住でヨーデル歌手の石井健雄さんも登場しヨーデルを披露したほか、丘フェスPR大使で、マスコットキャラクター「ナミキちゃん」の声を担当する声優の高木美佑さんによる「ミニミニライブ」も行われた。
ヨーデル歌手の石井さんは東京出身だが、両親が飯田市に住んでいた時期があり、同フェス実行委員会が出演を依頼し丘フェスへの参加が実現した。メインステージ近くではグッズも販売し、ライブ終了後はサイン会や撮影会を開き、ファンとの交流を楽しんだ。
コスプレイベントの「マスカレイドパーティー」には約300組がエントリー。毎年恒例のランウェーも行い、観客やカメラマンなど数百人が見守る中、40組が参加。司会の合図で一組ずつ登場し、それぞれ決めポーズを披露した。
コスネーム「ゆきんこ」さんはアニメ「ダンダダン」に登場するキャラクターで、栃木から夫と初参加。「結婚を機に地元を離れてしまい、ずっと参加したいと思っていた。何のコスプレで参加しようか迷ったが、今回は夫も知っている作品で統一した。来年も参加したい」と振り返る。
メインステージでトークショーとミニミニライブに出演し、今年丘フェスPR大使10年目を迎えた声優の高木美佑さんは「丘フェスも、あと3年で20回目を迎える。年々、唯一無二なイベントになりつつあり、いろいろな催しも開かれている。大使としてライブ出演だけでなく、同時開催の催しもしっかり盛り上げたい」と意気込みを見せる。