見る・遊ぶ

飯田・道の駅遠山郷がグランドオープン 温泉も復活し交流人口増に期待

テープカットの様子

テープカットの様子

  • 0

  •  

 「道の駅遠山郷」(飯田市南信濃)が10月4日、にグランドオープンした。地域の個人・団体が出資する「遠山GO(ゴー)」が指定管理者として施設運営を担う。

式典後に開かれた内覧会

[広告]

 同施設は、旧南信濃村が運営していた施設を整備し、2005(平成17)年9月に、「道の駅」へ登録。要の入浴施設「かぐらの湯」は、源泉かけ流し日帰り入浴施設として2000(平成12)年に営業を開始。地元住民だけでなく県外からも観光客が足を運び、年間約10万人が訪れていた。

 温泉くみ上げ式ポンプの落下事故の影響で2021年11月29日から休業。その後、「道の駅遠山郷あり方検討会」が発足し再オープンに向け準備を進めてきた。2023年9月から新たな温泉掘削、2024年6月から施設改修工事に着手し、今年7月に工事が完了。9月には10日間のプレオープンを実施した。

 来賓約60人を迎え、正面玄関前で開いた記念式典は、フルート伴奏に合わせた和田小学校児童の歌と遠山太鼓連「爛花(らんか)」の演奏で幕を開けた。同市千代出身で、飯田市産業親善大使の演歌歌手、小沢あきこさんも出席。式典後、記念イベント「湯けむり縁日」のステージにも出演した。

 生まれ変わった同施設は、温泉をはじめ、郷土料理やジビエ料理など提供するレストラン「善き叶(よきかな)」や農産物品販売処「吉丸屋」、足湯、手ぶら焼き肉スペース、観光案内所などで構成。正面玄関回廊の柱材には、遠山中学校学友林「ヒノキ」のヒノキを使ったほか、災害時に一時避難所となるため、新たに「マンホールトイレ」も設置できよう整備した。

 式典で佐藤健飯田市長は「いつまでも愛され続ける施設になってほしい」とあいさつ。指定管理者「遠山GOGO」の池端清二社長は「道の駅を単なる立ち寄りの場だけでなく、遠山郷を体感してもらえる信州の南の玄関口として育てていきたい」と抱負を語った。

 営業時間は施設によって異なる。木曜休館(祝日の場合は翌日)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース