
飯田市に移住してきた仲間たちが企画・運営・出店するマルシェ「ゆいま~るしぇ」が9月27日、かざこし子どもの森公園 (飯田市丸山町)「なかまの館」で初開催される。
主催は、移住者同士や地元住民とのつながりづくりを目指す団体「~移住と飯田を結ぶ~ sotto mamarie(ソットママリエ)」。同団体の井口真綸さんは「飯田に相談できる同世代がいない」と悩んでいた経験から、日常のランチ会などを通じて移住者同士の会話が相談や共感につながることを実感し、「その輪を広げていきたい」と、同団体を7月に立ち上げた。現在は子育て支援を中心としたボランティア団体として活動している。
今回のマルシェは団体の認知度を高めるとともに、同じような悩みを持つ人に団体を知ってもらい、活動に参加するきっかけをつくるのが目的。出店者は移住者を中心に、Uターン・Iターン組も含めた顔ぶれで構成する。
飲食ブースにはコーヒースタンド「sora」がコーヒーと空色ソーダ、和菓子店「三吉野」がおにぎりやみたらし団子、たい焼き「三角屋」がたい焼きとコーヒー、パン店「タイホーパン」がパンや焼き菓子などを、それぞれ販売。そのほか、「整体院O&O」による足の健康測定、「無人花屋のはな」の鉢植え作り、Studio.OHANA」の「想い出ワークショップ」、「たけあそびひろば」の竹のおもちゃ作り、「KURANO」の子どもバリスタ体験などのワークショップも行う。
今後は、和菓子店を営むメンバーが地元食材を使って親子で体験できる和菓子教室を開いたり、地域の観光資源を生かして子ども向けのイチゴ狩り体験を企画したりする予定だという。
井口さんは「まずは『こういう団体がある』と知ってもらい、同じように悩む人が安心して参加できるきっかけにしてほしい。秋めいてきたが暑い日もあるので、どなたでも屋内開催のマルシェへ、ぜひお出かけいただければ」と呼びかける。
開催時間は10時~15時。雨天決行。入場無料。