
竜峡中学校(飯田市川路)で9月20日、美術部主催の「ナイトミュージアム」が開かれる。
同イベントは昨年、当時の3年生が入部した際、「何か展示したい」と顧問に相談したのがきっかけで実現。好評だったため、後輩たちが思いを引き継ぎ、2回目の開催に至った。当日は、南校舎2階の家庭科室と美術室をメイン会場に、同部の活動記録なども展示する。1階・理科室では「ビー玉」を使った無料のワークショップも開く。
今年も普段活動で使っている南校舎を貸し切り、約20点の作品を展示する。テーマは「大阪・関西万博」にちなみ「竜峡万博」で、世界を旅している気分を味わってもらおうと、段ボールや和紙などを使い「自由の女神像」「マーライオン像」などを制作。1年生~3年生までの部員24人が、夏休み期間や土曜なども利用し準備を進めてきた。
ホッキョクグマを担当した部員は「大きな袋に新聞紙を詰め込み、水に溶かしたボンドを半紙に付けていく作業を繰り返すのが大変だった。前足のバランスを取るのも難しかったが、何とか完成して良かった」と振り返る。
部長の澤柳和奏さん(3年)は「部員全員で協力して作品を制作してきた。空間を使った展示を楽しんでほしい」と観覧を呼びかける。
開催時間は、ナイトミュージアム、ワークショップ共に17時30分~20時30分。入場無料。